十干の「壬（みずのえ）」を徹底解説！大海のように深く、知性を秘める

どこまでも続く大海原。

穏やかな波の音を聞きながら、
水平線のかなたに思いを馳せます。

大海原は、未知の世界への憧憬と、
無限の可能性を秘めています。

時には嵐となり、
すべてを飲み込むほどの
激しい力を見せることもあります。

やがて静けさを取り戻し、
再び穏やかな表情を見せます。

今回は、この「壬（みずのえ）」の持つ
意味や魅力について、深く掘り下げていきます。

壬の基本性質｜大海のようにおおらかな楽観主義者

十干の中で九番目に位置する「壬（みずのえ）」は、
五行では「水」の性質を持ち、
陰陽では「陽」に属します。

大海や大河など、広大な水の流れを象徴し、

知性、
柔軟性、
冒険心、
包容力、
変化への対応力、
優柔不断

といったキーワードで表されます。

深い知性と柔軟性を持ち合わせ、
環境に合わせて自在に変化する力強さを秘めています。

「壬」のイメージは、
その知性と柔軟性、そして
未知の世界への冒険心を象徴するものが多いです。

自然界の事象	大海、大河、雨、雪、冬、北
人物像	学者、研究者、旅行家、パイロット、船乗り、コンサルタント
身体	腎臓、膀胱、泌尿器系、耳、血液、リンパ液
性格	知的、柔軟性がある、冒険心旺盛、包容力がある、好奇心旺盛、優柔不断

「壬」は、大海のように深い知性と、
あらゆる状況に適応する柔軟性を持ち合わせています。

未知の世界への冒険を恐れず、
常に新しい知識や経験を求めて行動します。

他の十干との関係性を通して、
「壬」の持つ影響力や人との関わり方を見ていきましょう。

「丙（ひのえ）」との関係	丙」は太陽を象徴します。「壬」の雨は「丙」の炎を消す力を持つため、相剋の関係。しかし、「丙」の熱によって「壬」は蒸発し、雨となって再び地上に降り注ぎます。これは自然界の循環を表しており、互いに影響を与え合う関係です。
「戊（つちのえ）」との関係	「戊」は山や大地を象徴します。「壬」の雨は「戊」の大地を潤し、植物を育てるために必要な水を供給します。
「丁（ひのと）」との関係	「丁」はろうそくの火などを象徴します。少量の「壬」は「丁」の火を消してしまう可能性がありますが、「壬」は「丁」によって温められ、蒸発することで、新たな循環を生み出します。

「壬」は他の十干との関係性においても、
変化と循環を生み出しながら、重要な役割を果たしています。

十干同士の関係性については
別の記事で解説していますので
参考にしてください。