十干の「己(つちのと)」を徹底解説

広大な田園風景。

田園は、静かに、しかし着実に、
人々に必要な食料を提供し、
生命を育んできました。

太陽の光を浴び、
雨の恵みを受け、
大地の栄養を吸収しながら、
人々の生活を支える大切な役割を果たしています。

これは、四柱推命における「己」のイメージです。

今回は、この「己」の持つ意味や魅力について、
深く掘り下げていきます。

目次

己の基本性質|田園のように豊かで、献身的な心を持つ

十干の中で六番目に位置する「己(つちのと)」は、
五行では「土」の性質を持ち、
陰陽では「陰」に属します。

「戊(つちのえ)」が山や大地を象徴するのに対し、
「己」は田園や畑を象徴とします。

献身性、協調性、柔軟性、繊細さ、心配性、保守的
といったキーワードで表され、
周りの環境に合わせて変化し、
人々に豊かな恵みを与える力を持っています。

己のイメージ|人々に寄り添い、支える力

「己」のキーワードは、
その献身的な性質と、
人々を支える力を象徴するものが多いです。

自然界の事象田園、畑、庭、農作物、宝石、湿地
人物像農家、保育士、看護師、カウンセラー、秘書、事務員
身体胃、腸、消化器系、皮膚
性格温厚、親切、協調性がある、柔軟性がある、繊細、心配性、保守的

「己」は、
まるで田園が人々に食料を提供するように、
周りの人々を支え、
貢献することに喜びを感じます。

柔軟性があり、
環境に合わせて変化することが得意で、
縁の下の力持ちとして活躍するでしょう。

他の十干との関係性|己と周囲の繋がり

他の十干との関係性を通して、
「己」の持つ協調性や人との関わり方を見ていきましょう。

「甲(きのえ)」との関係「甲」は樹木を象徴し、「己」の田園に根を張り、成長します。「己」は「甲」を支え、豊かな栄養を提供する関係です。
「丙(ひのえ)」との関係「丙」は太陽を象徴します。「丙」の光と熱は「己」の田園を温め、農作物を育むのに必要不可欠な存在です。
「癸(みずのと)」との関係「癸」は雨や露を象徴します。「癸」の潤いは「己」の田園を豊かにし、生命を育みます。適度な雨は恵みとなりますが、過剰な雨は「己」にとって負担となることも。

「己」は他の十干との関係性において、
周りの環境と調和しながら、
自身の役割を果たしています。

相生と相剋の関係については
別の記事で解説していますので、
参考にしてください。

己を持つ人の特徴|田園のように豊かに、人々に恵みを与える

「己」を持つ人は、
温厚で優しく、
周りの人々を支えることに喜びを感じます。

また、協調性があり、
どんな環境にも柔軟に適応できます。

人の気持ちを察するのが得意で、
細やかな気配りができるでしょう。

しかし、心配性で保守的な一面も。

周りの意見に流されることなく自信を持って行動し、
自分の意見をしっかり伝えることで、
より才能を発揮できるはずです。

まとめ

「己」は、田園のように豊かに、
そして周りの人々と調和しながら生きるための
ヒントを与えてくれます。

この記事を通して、「己」の魅力や特性を理解し、
自身の成長に役立てていただければ幸いです。

四柱推命の世界は奥深く、
まだまだ学ぶことはたくさんあります。

他の十干についても学びを深め、
自分自身をより深く理解する旅を続けていきましょう。

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