十干の「庚(かのえ)」を徹底解説

十干の中で七番目に位置する「庚(かのえ)」は、
五行では「金」の性質を持ち、
陰陽では「陽」に属します。

剣や斧を象徴し、
強靭さ、
正義感、
独立心、
行動力、
改革精神、
攻撃性といったキーワードで表されます。

剣や斧が非常に硬く、
何でもズバットたたき切る
強い力をもつように
潔くサバサバとしています。

強い意志と行動力、そして不正を許さない正義感で、
未来を切り開いていく力強さを持ち合わせています。

目次

庚のイメージ|強い意志と行動力で道を切り開く

「庚」のイメージは、
その強靭さと改革精神を象徴するものが多いです。

自然界の事象鉱山、原石、鋼鉄、刃物、雷、秋、西
人物像警察官、軍人、弁護士、スポーツ選手、外科医、改革者
身体骨、歯、肺、大腸
性格意志が強い、行動力がある、正義感が強い、独立心旺盛、短気、攻撃的

「庚」は、まるで鋼鉄のように強い意志と行動力で、
困難に立ち向かっていきます。

不正を許さない正義感と改革精神で、
古い体制や悪習を打ち破り、
新しい時代を切り開くパイオニア的存在です。

他の十干との関係性|庚と周囲との影響

他の十干との関係性を通して、
「庚」の持つ影響力や人との関わり方を見ていきましょう。

「甲(きのえ)」との関係「甲」は樹木を象徴します。「庚」は斧となって「甲」を切り倒す関係であり、相剋の関係です。しかし、木を切り倒すことで、新たな道を切り開いたり、建材として利用したりと、新たな可能性を生み出す側面も持ち合わせています。
「丁(ひのと)」との関係「丁」はろうそくの火や焚き火を象徴します。「庚」は「丁」の火を燃え広がるのを防ぎ、適切な範囲に保つ役割を果たします。
乙(きのと)」との関係「乙」は草花を象徴します。「庚」は「乙」にとって脅威となる存在ですが、剪定することで成長を促す場合もあります。

「庚」は他の十干との関係性において、
強い影響力を持っており、
時に厳しい試練を与える存在です。

他の十干との関係は、五行の相生相剋で理解が深まります。

以前別の記事で解説していますので、
ご参照ください。

庚を持つ人の特徴|鋼鉄の意志で未来を切り開く

「庚」を持つ人は、
強い意志と行動力があり、
目標に向かって突き進む力を持っています。

正義感が強く、曲がったことを嫌います。

気性が激しく短期で勝気なうえに
言葉もキツイですが、
根に持たない性格で、義理人情に厚く
責任感も強いため、
周りの人からは信頼されます。

また、独立心旺盛で、
自分の力で道を切り開いていく
パイオニア精神を持っています。

しかし、頑固で攻撃的な一面も

協調性を意識し、
周囲との調和を図ることで、
より大きな成功を掴むことができるでしょう。

まとめ

「庚」は、鋼鉄のように強く、
そして未来を切り開く勇気を与えてくれます。

この記事を通して、「庚」の魅力や特性を理解し、
自身の成長に役立てていただければ幸いです。

四柱推命の世界は奥深く、
まだまだ学ぶことはたくさんあります。

他の十干についても学びを深め、
自分自身をより深く理解する旅を続けていきましょう。

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